世界の潮流はディーゼル禁止? 世界の複数の都市でディーゼル車走行禁止となる予定らしい

日本ではディーゼル乗用車が非常に好調だ。
最近のディーゼルエンジンは排ガス対策もなされて随分とクリーンになった。
加えて太いトルクと高燃費のために実用車では非常に扱いやすいのは間違いない。
だがここにきて世界の潮流はディーゼルエンジン走行禁止という流れになるような雰囲気なのだ。
一部のメディアがこうした報道をしているようだがどうなるのだろうか?

BMWのクリーンディーゼルエンジン

ディーゼル禁止は健康面と環境面での判断

BBCの記事によるとパリ、メキシコシティー、マドリッド、アテネの各都市は今後10年間でディーゼル車の使用を止めると発表したという事だ

日本や他の国でもクリーンディーゼル車は最近認知されて人気が出てきたところだ。
ヨーロッパでは乗用車の半数がディーゼル車であり普通の事なのだ。
それがなんと本家本元での大転換である。
こういった動きが無かったわけではないがディーゼルエンジンの性能も上がりもっと普及するだろうと思っていたところだ。

確かにディーゼルエンジンはCO2の排出はガソリンエンジンに比較して低いが他の物質も排出している。
最近のクリーンディーゼルエンジンはその中でも特に黒煙の除去には目覚ましい成果を上げている。
これからの車のエンジンの主流となるのでは?と考えていただけにこのニュースは衝撃的だ。

メルセデスのクリーンディーゼルエンジン

VWのVW排ガス不正事件も背景にある

この背景にはVWのディーゼルゲート事件も少なからず影響しているのかもしれない。
日本人の我々が感じている以上に世界でのディーゼルエンジンは今よろしくないようなのだ。

既にかなり長い間に渡って根付いているヨーロッパのディーゼル事情だがVWのディーゼルゲート事件を発端にして流れが変わって来たのではなかろうか。
さらにディーゼルエンジンどころか内燃機関を全く無くしてしまうという動きもある。
そうなると広い意味でのEVしか残らないだろう。
最終的には動力はモーターだが駆動する電源は燃料電池だったり蓄電池だったりとバリエーションが増えていくだろう。

現在はこうした車の動力源の大転換期なのだ。

VWの新ディーゼル電動ターボ

内燃機関からモーターへの変革期

日本ではクリーンディーゼルがやっと市民権を得た段階だ。
太いトルクと高燃費で普段使いには非常に扱いやすいエンジンに仕上がっている。
日本国内を見てみるとしばらくはクリーンディーゼルが普及すると思う。
だがその先にはディーゼルエンジンへの規制は世界的な動きになるだろう。

そして次の段階では内燃機関そのものの規制へと繋がっていくはずだ。
その後の自動車の本流は何と言ってもEVなのは間違いない。
直近では日本でも新型ノートもその布石としてe-POWERを出してきたし、もうすぐ発売が開始されるプリウスPHVも控えている。
動力源は内燃機関からモーターへ移行していくのは間違いない。

こうした大きな動きを見ているとヨーロッパの自動車メーカーが相次いでEVへ力を入れると発表している背景が見えてくる。
管理人TomTomが思うに内燃機関からモーターへの動きは確実だ。
ディーゼルエンジンへの規制は世界的な流れだが各国で対応が異なるだろうが徐々に強まるだろう。

人間の感性に合わせたゲームのような車になるだろう

現在の自動車でも主要なコントロール類はバイワイヤとなって電気信号で制御されている。
日産のスカイラインの一部ではステアリングバイワイヤも実用化している。
これらの人間が操作する部分がバイワイヤ化されることでその操作感はソフトウェアで味付けされる。

内燃機関が過去のモノになると、そのフィーリングまでもソフトウェアで再現する車が登場するかもしれない。
様々なアプリを購入して車にインストールすると昔走っていたGT-RやNSXのフィーリングが再現されるような事になるのだろう。
プレイステーションでグランツーリスモをやるのではなく実車でやるという感じだ。
今からポリフォニーの株を買っておいても良いかもしれない。

来年発売になるグランツーリスモ スポート

今回はこのへんで
では